ABOUT|おびぶらについて

おびぶらとは

高知のまちなかを気ままに楽しむ「帯ぶら」

「帯ぶら(おびぶら)」とは、高知市中心部の帯屋町商店街をぶらぶら歩きながら、
買い物や食事、カフェ巡りなどを楽しむ、高知ならではの街歩きのスタイルです。

「今日は帯ぶらしよう」「帯ぶらしてから、ひろめ市場へ行こう」など、
地元の人々の間で親しまれてきた言葉で、「帯屋町をぶらぶらする」がその名前の由来です。

帯屋町には、ファッションや雑貨、飲食店、スイーツ店など、さまざまなお店が集まっています。
目的地を決めて訪れるのもいいけれど、気になるお店をのぞいたり、
食べ歩きを楽しんだり、アーケードの雰囲気を味わいながら気ままに歩いたり――。
そんな自由な楽しみ方こそ、「帯ぶら」の醍醐味です。

地元の人にとっては昔から身近な休日の過ごし方。
そして観光客にとっては、高知の日常や街の魅力にふれることができる、ちょっと特別なまち歩きです。

さあ、高知の「おまち」を気の向くままに歩いてみませんか?
あなたも高知で「帯ぶら」してみてください。

大学生〜20歳代向け|1〜2時間で楽しむ「帯ぶらコース」

はりまや橋からスタートして、カフェ、商店街、土佐の台所、ひろめ市場へ。
「見る・食べる・撮る」を楽しみながら、高知のまちなかを気ままに歩いてみましょう!

 START|はりまや橋

まずは高知の定番観光スポット「はりまや橋」からスタート。
記念に集合写真を撮ったら、帯屋町方面へ向かって「帯ぶら」の始まりです!

 帯屋町でカフェタイム|20〜30分

まずはおしゃれなカフェでひと休み。コーヒーやスイーツを楽しみながら、「次はどこへ行く?」と、これからの帯ぶら作戦会議をするのもおすすめです。

 帯屋町商店街をぶらぶら|20〜30分

ここは、あえて予定を決めすぎないのがポイント。
気になるお店をのぞいたり、写真を撮ったり、友達とおしゃべりしたり。気の向くままに歩いてみましょう。

  • 気になる服や雑貨をチェック
  • 高知らしいお土産を探す
  • スイーツや食べ歩きグルメを見つける
  • 面白い看板や建物を探して写真を撮る
  • 「高知らしいもの」を3つ見つける

友達と一緒なら、ちょっとしたゲーム感覚で楽しむのもおすすめです。

 「土佐の台所」大橋通りへ|20〜30分

時間に余裕があれば、大橋通りまで足を延ばしてみましょう。
「土佐の台所」として親しまれてきた大橋通商店街には、鮮魚店や青果店、飲食店など、地元の食に出会えるお店が並んでいます。
天ぷらや新鮮なフルーツを使ったドリンクなどを片手に、地元の人々に混ざって高知らしい味を楽しむのも、帯ぶらならではの過ごし方です。

 GOAL|ひろめ市場|15〜30分

最後は、人気スポット「ひろめ市場」へ!
カツオのたたきをはじめ、高知らしいグルメが集まるひろめ市場では、気になるものを少しずつ選んで、みんなでシェアするのがおすすめ。
「これ食べてみよう!」と相談しながら、高知らしいグルメを楽しみましょう。
短い時間でも、食べて、歩いて、写真を撮って――。
友達と気ままに楽しめば、きっと「高知に来た!」という思い出になるはずです。

このコースはあくまでモデルコース。
気になるお店を見つけたら、予定を変更して寄り道するのも大歓迎です。
「次はどこ行く?」と友達と相談しながら、高知のまちなかを自由に楽しんでみてください。


協同組合帯屋町筋について

協同組合帯屋町筋とは

協同組合帯屋町筋は、1971年(昭和46年)12月に設立されました。大橋通り、帯屋町二丁目、帯屋町一丁目、壱番街という4つの商店街振興組合の組合員有志が連携してできた組織です。組合員数は約100名です。主な事業は、駐車場スタンプ、歳末大売出しなどの販売促進、商店街の環境整備などです。

関連リンク


帯屋町筋のご紹介

大橋通り

土佐の食と人情に出会える、高知の台所

高知の旬のもの、うまいものが集まる「土佐の台所」。大橋通電停の目の前から南へ延びる、約100メートルの商店街です。

1918(大正7)年に公設市場として開設されて以来、地元の人々の暮らしを支える商店街として長く親しまれてきました。現在も、老舗の鮮魚店や海産物店、蒲鉾店、青果店などが軒を連ね、店先に並ぶ色とりどりの食材からは、高知の豊かな食文化を感じることができます。

店主との何気ない会話や、昔ながらの温かな商いも、この商店街ならではの魅力。高知の日常に触れながら、地元の人々とふれあえる場所でもあります。

一方で、歴史ある店構えに混ざって、スイーツ店など新しいお店も続々と登場。昔から受け継がれてきた食文化と新しい感性がほどよく溶け合い、世代を超えて楽しめる商店街へと進化しています。

「日曜市」や「ひろめ市場」からも近く、観光の途中に立ち寄りやすいのもポイント。高知らしい食や「よさこい」「皿鉢」などの文化に触れられるイベントも開催され、地元の人と観光客が交流する場としても賑わっています。

高知の“おいしい”と“あたたかい人情”に出会える大橋通商店街。観光地を巡るだけでは味わえない、暮らしの中の高知を感じれる場所です。


帯屋町二丁目

人が集い、働き、暮らす。進化を続ける、まちなかの商店街

高知市中心部の商店街の中でも、近年、大きく姿を変えたのが帯屋町2丁目商店街です。

かつてこのエリアの大部分を占めていた「ダイエーショッパーズ高知店」の跡地には、再開発ビル「帯屋町チェントロ」が誕生。高知の商店街では初となる、アーケードに直結した大型賃貸マンションをはじめ、県外からの誘致企業のオフィスやフレンチレストラン、外資系コーヒーショップなどが入り、まちなかに新しい暮らしとビジネスの風景を生み出しています。

アーケード北側には、2018年に高知県と高知市が共同で整備した図書館等複合施設「オーテピア」が開館。観光客も気軽に立ち寄れる文化交流の拠点となっています。

こうした新しい施設の誕生によって、これまで東西方向が中心だった帯屋町の人の流れに、追手筋へとつながる南北の動線が加わり、まちなかに新たなにぎわいが生まれました。

買い物やグルメを楽しむだけでなく、働く人、暮らす人、訪れる人が自然に行き交う帯屋町2丁目。歴史ある商店街の中に、新しい高知の暮らしや文化が息づく、今の「おまち」を感じられるエリアです。


帯屋町一丁目

買い物もグルメも、イベントも。高知のまちを楽しむ中心エリア

帯屋町筋の中央に位置する帯屋町1丁目は、約270メートルにわたってアーケードが続く、高知市中心部を代表する商店街です。

日用品からファッション、飲食店、コンビニまで、さまざまなジャンルの店が軒を連ね、地元の人々の日常の買い物から観光客の食事やショッピングまで、幅広く利用されています。

かつて若者のファッションやカルチャーの発信拠点だった「ポポロ」や「リブロード」の跡地には、大手ホテルチェーンが進出。アーケードに直結する便利な立地も魅力となり、まちなかでの滞在を楽しむ観光客にも利用されています。

また、ホテルの進出に続くように、土佐料理を味わえる飲食店も商店街内に次々とオープン。さらに近年では、全国展開する台湾スイーツ店や大手ドラッグストアなども加わり、新しい魅力が生まれています。

夏の「よさこい祭り」では、商店街そのものが演舞場となり、華やかな踊り子たちがアーケードを彩ります。隣接する中央公園でも、「こうち春花まつり」や「土佐のおきゃく」、「クリスマスイルミネーションフェスタ」など、年間を通じてさまざまなイベントを開催。

買い物や食事だけでなく、高知らしい祭りや季節の催しにも出会える帯屋町1丁目。地元の人々の日常に触れながら、歩いて、食べて、楽しめる、高知の「おまち」の魅力が詰まったエリアです。


壱番街

高知の「おまち」の東の玄関口。歩いて楽しむ、街なかの魅力

東西約650メートルにわたって続く、全蓋式アーケードの東の玄関口。高知駅から南へ約700メートル、観光名所「はりまや橋」にもほど近く、高知の街なかを歩いて楽しむ観光客でにぎわうエリアです。

東ゲートの入口を彩るのは、木造の集成材アーチが印象的なアーケード。その一角にはサンゴ店があり、土佐の郷土料理を味わえる飲食店も軒を連ねています。高知らしいお土産や食文化に出会えることも、このエリアを歩く楽しみのひとつです。

街路樹や街路灯、クジラのモニュメントなど、さまざまなストリートファニチャーが設置されているのも特徴。歩く人の目を楽しませるさまざまな仕掛けが、アーケードの景観に彩りと立体感を与えています。

そして、この商店街を象徴する存在のひとつが、県内唯一の百貨店「高知大丸」。近年は段階的な改装を進め、「都会の流行」と「ローカルの魅力」を融合した、新しいデパートのあり方を目指しています。高知ならではの品々や食、ファッションなどを楽しめる、まちなかのショッピングスポットとして注目されています。

歴史ある商店街の風景に、高知の食やショッピング、ストリートカルチャーが溶け込むこのエリア。はりまや橋や高知大丸などの観光スポットとあわせて、アーケードを歩きながら高知らしい「おまち」の雰囲気を楽しんでみてください。


帯屋町の歴史

城下町から「帯ぶら」へ。歴史をたどりながら歩く帯屋町

高知市の中心部を東西に貫く帯屋町。今では、飲食店やショップが並ぶにぎやかな商店街として親しまれていますが、そのルーツは、土佐藩の城下町が築かれた江戸時代初期にまでさかのぼります。
商店街を歩くだけでは気づかない、400年以上にわたるまちの記憶。現在の「帯ぶら」を楽しみながら、少しだけ歴史をたどってみましょう。

1|帯屋町のはじまり ―― 江戸時代初期

山内一豊の銅像

関ヶ原の戦いの後、山内一豊が土佐に入り、1601(慶長6)年から高知城と城下町の本格的な整備が始まりました。現在の帯屋町筋も、こうした城下町づくりの中で整えられたと考えられています。

「帯屋町」という町名は、「帯屋勘助」という大商人が住んでいたことに由来すると伝えられています。

1619(元和5)年の史料には、すでに「おひや町」という名前が登場。さらに、帯屋町の商人が銀500匁を貸し付けた記録も残っています。

城下町がつくられて間もない17世紀初めから、帯屋町では商人たちが活発に活動していたことがうかがえます。

2|商人の町から、武士の町へ

現在のにぎやかな商店街からは想像しにくい、帯屋町のもうひとつの顔があります。

江戸時代の途中、帯屋町は町人が暮らす町から、土佐藩士の屋敷が並ぶ武家地へと姿を変えていきました。

17世紀前半には町屋が存在していましたが、1657(明暦3)年から寛文年間ごろまでには町屋が姿を消し、武家屋敷が中心になったとされています。

帯屋町筋は高知城の南側、内堀に面する重要な場所でした。そのため、家老など上級武士の大きな屋敷も置かれていました。

現在のアーケードを歩きながら、「このあたりにかつて家老屋敷が並んでいた」と想像してみると、いつもの商店街が少し違った景色に見えてきます。

3|土佐藩の政治を支えた「南会所」

明治40年代頃の藤波神社鳥居と追手門。
帯屋町二丁目付近には、土佐藩の政治に関わる「南会所」も置かれていました。

南会所は、武家に関する政務を扱った藩の政庁です。帯屋町は武家屋敷が並ぶだけでなく、土佐藩の政治・行政を支える場所でもありました。

現在の帯屋町二丁目、ひろめ市場周辺を訪れた際には、ここがかつて土佐藩の政務の舞台のひとつだったことに思いをはせてみるのも、歴史ある「おまち」を歩く楽しみ方です。

4|大火が生んだ、まちの変化

帯屋町の歴史を語るうえで、1698(元禄11)年に起きた大火も欠かせません。

この大火の後、現在の本町と帯屋町の間に「ハマグリ丁(町)」と呼ばれる通りができたとされています。「蛤は焼くと口を開く」ことから、火事にちなんで名付けられたという説もあります。

現在の高知市中心部に残る道路や町の区画には、こうした江戸時代の火災や、その後の都市整備の歴史が刻まれています。

街歩きの途中で道の形や町並みに目を向けてみると、何気ない風景の中にも、まちの歴史を感じられるかもしれません。

5|明治から昭和へ ―― 再び商業の中心地に

明治時代になると、帯屋町は再び高知の都市中心部として発展していきます。

周辺には県庁や市役所、裁判所、図書館などの公共施設が置かれ、商業だけでなく行政の中心地としての役割も担うようになりました。

また、明治から昭和にかけては、高知の街路市とも深いつながりがありました。昭和初期には、現在の「日曜市」が帯屋町で開かれていたことが写真などから確認されています。

日曜市は戦後まで帯屋町で開かれ、その後、現在の追手筋へと移りました。

昭和31年5月の帯屋町夜景。

6|そして現在の「帯ぶら」へ

戦後、帯屋町は高知を代表する中心商業地として大きく発展します。

現在は、約650メートルにわたるアーケードのもと、飲食店やファッション、雑貨などさまざまな店が並ぶ、高知市を代表する商店街となっています。

そして、この街を楽しむ高知ならではの言葉が「帯ぶら」です。

帯屋町をぶらぶら歩きながら、気になる店をのぞいたり、食事を楽しんだり、買い物をしたり――。そんな高知市民の日常的な街歩きから生まれた「帯ぶら」は、今では観光客にも楽しんでほしい高知らしい過ごし方のひとつです。

商人の町から武士の町へ、藩政の舞台から商業の中心地へ。そして現在は、地元の人と観光客が行き交う「高知のおまち」へ。

400年以上の歴史を重ねてきた帯屋町を、次は少しだけ歴史を感じながら歩いてみませんか。

「帯ぶら」をしながら、今の高知と、かつての城下町の面影を探してみる。そんな楽しみ方も、帯屋町ならではの街歩きです。

昭和33年、完成間近の旧中央公園。高知大丸の屋上には懐かしい観覧車が見える。